介護士に求められる医療知識とは

介護士注目の資格「医療介護福祉士」

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医療介護福祉士(資格)

介護士の次のステップとして「医療介護福祉士」という資格があります。2010年に始まった民間資格ですが、医療現場において活躍できる資格です。一般社団法人日本慢性期医療協会が認定しており、一般の介護士に比べ医療知識を持っていることを証明できます。

医療介護福祉士(資格)

医療介護福祉士とは?

前述の通り、医療介護福祉士は一般社団法人日本慢性期医療協会が認定している民間資格です。1年以上の実務経験と講座を修了すると取得することができます。
介護施設や医療現場では、高齢者以外にも高度障害者や神経難病患者などに対する介護の必要性が高まっています。そのため、より高度な医療知識を持った介護士が必要とされています。また、終末期医療においても介護は避けられない問題であり、医療介護福祉士は今後も活躍する場面が増えることが予想されます。
医療介護福祉士は医療チームの一員として活躍が期待されています。加えて、緊急時の対応や事故防止など、介護士として働く上でのスキルアップにもつながります。医療や介護の知識を増やしたい向上心のある介護士におすすめの資格です。詳細は、一般社団法人日本慢性期医療協会のホームページを参照してください。

一般社団法人日本慢性期医療協会

学習する内容について

医療介護福祉士の資格取得には、全6日間で24単位(講義16単位、実習8単位)を修了し、認定試験に合格しなければなりません。介護だけでなく慢性期医療も学習する範囲になります。慢性期医療で行う検査や薬、処置なども学習するため、より医療や介護の知識を深めることができます。医療機関に勤めている介護士は、今後増えるであろう終末期医療や慢性期医療の現場での活躍が期待できます。もちろん医師や看護師ではないため医療行為を行うことはできませんが、介護の質を向上させることができ、医療従事者との意思疎通、知識の共有が容易に行えるようになるでしょう。

資格取得のメリット

医療介護福祉士は民間資格のため、国家資格と比べるとそれほど恩恵があるものとはいえません。しかし、転職ではもちろん有利になるでしょうし、一定の医療知識があることを証明できるので、医師や看護師など医療従事者からの評価は高くなるでしょう。なにより、資格を取得することによって自分自身で医療知識を得たと自信が持てることが大きなメリットだと思います。
介護の現場では医療従事者との連携が不可欠です。高度な医療知識を持った介護士と連携することで質の高い介護を提供することができるようになるでしょう。

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